プレスリリース

視覚に障害のある子どもたちの作品を美術館へ!日本彫刻会がクラウドファンディングを開始 ~"触れる彫刻鑑賞"も同時開催~

2022年12月07日(水)10時30分
国内最大規模の彫刻の公募団体である公益社団法人 日本彫刻会(所在地:東京都新宿区、理事長:山田 朝彦)は、視覚に障害のある子どもたちの作品を美術館へ展示する取り組みへの支援募集を、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて11月15日(火)より開始。2023年2月2日(木)まで実施しております。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/337187/LL_img_337187_1.jpeg
鑑賞教室の様子(1)

■クラウドファンディング概要
プロジェクト名: 触れるアートで未来をひらく!
視覚に障害のある子どもたちの作品を美術館へ
期間 : 2022年11月15日(火)~2023年2月2日(木)
URL : https://camp-fire.jp/projects/view/623972


■企画背景
*長年にわたる鑑賞支援への思い
日本彫刻会では、社団法人化前の1967年から視覚障害の方の彫刻鑑賞支援を継続して行ってきました。これは国際的にみても萌芽期における触れる鑑賞の大きな支援活動で、日本において最も実践を蓄積してきた美術団体とも言えます。
中でも、盲学校の生徒たちが参加する「鑑賞教室」は、毎年「日本彫刻会展覧会(日彫展)」(※)期間中に、学校単位で作品に触れて鑑賞を楽しんでいただいており(過去56回の開催実績あり)、子どもたちからは、「とても楽しい時間を過ごせた」、「初めて芸術を肌で感じられた」、等の感想をいただいています。

*十分な予算が当てられない現状
これまでの活動は全て所属会員・会友(約250名)からの年会費をもって行われていますが、会員数は減少傾向にあり、十分な予算が充てられないのが現状です。実際、ここ数年は、交通費も辞退する会員の自発的協力によって支えられてきました。このような現状を踏まえ、この度クラウドファンディングという形で支援募集を開始いたしました。


■企画内容
「触れるアート」の可能性を広げるべく、「鑑賞教室」に加えて、2023年からは「盲学校・視覚特別支援学校の子どもたちの展示ブース」をつくり、作品を展示したいと考えています。
作品の展示会場は、日本彫刻会が2023年4月19日より開催する「第52回 日本彫刻会展覧会」(会場:東京都美術館)を予定しています。


■今後に向けて
将来的には、全国の盲学校・視覚特別支援学校の子どもたちが挑戦できるような彫刻展の開催を目指したいと考えています。その第一歩として、視覚に障害のある子どもたちと共に作品づくりを楽しむワークショップにも取り組み始めています。


※「日彫展」について
日本彫刻会展覧会(日彫展)は、彫刻作家たちが自ら企画し、作品を並べて会場をつくり、運営している展覧会です。鑑賞プログラムも独自のものです。
毎年4月に、上野の東京都美術館で日本彫刻会展覧会(略称:日彫展)を開催し、2023年で52回目を迎えます(※社団法人化後)。彫刻に特化した全国規模の公募展として毎年全国各地より会員、一般含め約250点の展示があり、会場は彫刻家の研鑽の場となっています。

展覧会名:第52回 日本彫刻会展覧会(日彫展)
後援 :文化庁、東京都
会場 :東京都美術館ギャラリーA・B・C (台東区上野公園8-36)
会期 :2023年4月19日(水)~5月2日(火)
開場時間:9:30~17:30 *初日12時から、最終日は15時まで


■クラウドファンディング リターンについて
下記の設定をさせていただいております。
【3,000円/5,000円/10,000円/30,000円/50,000円/100,000円】
本プロジェクトは寄付型となり、所得控除に活用できる領収証を2023年12月にお送りいたします。また、ご希望の方は本会webページや展覧会図録にお名前を掲載させていただきます。


■法人概要
公益社団法人 日本彫刻会は昭和22年「日本彫刻家連盟」として朝倉 文夫・北村 西望らを中心として発足した彫刻団体であり、彫刻芸術の一層の発展向上を目指し活発な研究、創作活動を長年にわたり展開しています。

商号 : 公益社団法人 日本彫刻会
代表者 : 理事長 山田 朝彦
所在地 : 〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1丁目29-18 レジョン・ド・諏訪202
設立 : 1970年5月
事業内容: 彫刻芸術の研究及び創作活動に関する事業(展覧会開催、研究誌発行)
資本金 : 500万円
URL : https://www.niccho.com/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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