コラム

『トップガン』並みの正確さ...イラン核施設へのバンカーバスター攻撃で、トランプは賭けに勝ったか?

2025年06月24日(火)18時06分

トランプ氏のギャンブルは凶と出るか、吉と出るか

イラン国営メディアによると、イランは23日、核施設への攻撃への報復としてカタールとイラクの米軍空軍基地にミサイルを発射した。イラン革命防衛隊は「イランはいかなる状況下でも領土保全、主権、国家安全保障に対するいかなる攻撃にも無視できない」との声明を出した。

英シンクタンク「王立防衛安全保障研究所」(RUSI)のブルク・オズチェリック上級研究員(中東安全保障)は「テヘランは厳しいジレンマに直面している。報復措置を取ってより広範な戦争のリスクを負うか、それとも国内の安定を固めるため行動を抑制するかだ」と指摘する。

RUSIのマシュー・サヴィル軍事科学部長も「米国は提供できる軍事力をもって直接この戦争に介入した。イランが米軍に対しより広範な軍事対応を取れば中東全域に標的が広がるが、イラン政権が極めて脆弱な時期に紛争を拡大させるリスクを負うことになる」とみる。

トランプ氏はイランとイスラエル間の「完全かつ全面的な停戦」が数時間以内に発効するとSNSに投稿した。イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相もイスラエルが攻撃を停止すればイランも攻撃を停止すると応じた。トランプ氏のギャンブルは吉と出たのか。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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