コラム

サッカー日本代表の森保監督に刺さる8年前の「ブーメラン」

2022年01月18日(火)18時15分

〈経験のある選手だけでチームを作っていければ、指導者としてはラクなのかもしれません。経験のある選手は「安定してこれくらいはできるだろう」という予測が立てやすいので、不確定要素が少ないからです。

一方で、若手や経験が少ない選手はこちらが「これくらいやってくれるだろう」と期待して起用しても、実際にどれくらいできるかは未知数な部分があります。(中略)しかし、そこは僕のトライが必要です。〉

彼自身にトライが不足しているとは言えないだろうか。計算できる安定を志向し、調子よりも経験を優先する。どうにも停滞が続く日本企業の管理職の姿と重なって見えてしまう。ぜひとも自著で書いたトライを。2022年こそわくわくする日本代表を見たいのだが......。

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プロフィール

石戸 諭

(いしど・さとる)
記者/ノンフィクションライター。1984年生まれ、東京都出身。立命館大学卒業後、毎日新聞などを経て2018 年に独立。本誌の特集「百田尚樹現象」で2020年の「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を、月刊文藝春秋掲載の「『自粛警察』の正体──小市民が弾圧者に変わるとき」で2021年のPEPジャーナリズム大賞受賞。著書に『リスクと生きる、死者と生きる』(亜紀書房)、『ルポ 百田尚樹現象――愛国ポピュリズムの現在地』(小学館)、『ニュースの未来』 (光文社新書)など

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