【銘柄】「大戸屋」「木曽路」も株価が上がる...外食株が2月に買われるのはなぜ? 先回りで狙いたい銘柄とは
■個人投資家の買いを呼ぶ株主優待
決算月は個人投資家にとって、配当や株主優待を得るための権利確定月でもあります(月末時点で株式を保有していれば配当や優待を受けられる)。そして、店で使える食事券といった優待が人気の銘柄が多く、NISAでの長期保有との相性も良いのが、外食株です。
権利取りの動きは1〜2か月前から意識されますので、ここでも2つの需要が重なります。つまり、2月優待を狙った買いと3月優待を狙う買いが同時に入るのです。こうした個人投資家の買いも、2月の外食株の需給を下支えしています。
■年初の投資家心理が外食株に向かう理由
さらに言うと、2月に外食株が買われやすい背景には投資家心理も影響しています。
年初の株式市場では、機関投資家のポートフォリオ調整が意識されやすくなります。年末に上昇したテーマ株から資金がいったん整理され、業績見通しが立てやすく下振れリスクの小さい内需株が相対的に選ばれやすいのです。
その中でも、年末年始商戦の結果次第で通期業績が見えやすい外食株が、この時期の資金配分の流れの中で注目されやすい存在となるわけです。
2月に買われる外食株の代表格、SRSホールディングス
SRSホールディングス<8163>は関西の外食中堅企業で、「和食さと」や「にぎり長次郎」を主力にファミリーや複数人利用を取り込みやすい業態を展開。価格転嫁と集客のバランスが取りやすく、安定的な業績も評価されています。
3月期決算の同社は、業績の見えやすさ×先回り需要で外食株が2月に買われる構造を体現する銘柄のひとつでもあります。

今期(2026年3月期)は会社計画で2桁の営業増益を見込んでおり、全店売上高も直近の月次(2025年11月)で前年同月比111.6%と好調に推移。第3四半期決算が2月上旬に発表される予定で、予想を上回れば上昇のきっかけとなる可能性が高いでしょう。
その一方で、原材料費や人件費の増加、円安などで利益率の圧迫が続く場合は、株価下落のリスクとなるかもしれません。
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