コラム

「推し活」中に出会った詐欺師に恋...70代叔母の目を覚ましたい女性の訴え

2024年05月23日(木)10時58分

A:かわいそうなミニー叔母さん。彼女は現在進行形でロマンス詐欺を体験しているのですね。ロマンス詐欺師は相手の心を射止めるためなら、あらゆるストーリーを紡ぎ出すものです。大富豪なのに財産を失い、運に見放されているなどというばかげた話まで。ジャックはミニーに、恋路を邪魔する人は「被害妄想に陥っている」と思い込ませている可能性もあります。

難しいかもしれませんが、ジャックとビデオ通話をするようさりげなく勧めてみるのはどうでしょう。叔母を警戒させずにジャックの素性をチェックするには、2人の旅行の計画を手伝うと申し出るのもいいでしょう。ジャックが乗ってこないようなら、ミニーは彼を疑い始めるかもしれません。

オンラインデートは人気ですが、金銭のやりとりは特に慎重に。リアリティー番組のようにも見える今の状況のおかしさに、ミニーが気付いてくれればいいのですが。

──アシーナ・バレンタイン(コラムニスト、スレート誌人生相談員)

©2024 The Slate Group

<本誌2024年3月19日/26日合併号掲載>

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