コラム

「息子がいい顔をしません」コロナ危機でも初孫に会いたい

2020年09月01日(火)13時20分

PHOTO ILLUSTRATION BY SLATE. PHOTO BY FIZKES/ISTOCK/GETTY IMAGES PLUS

<孫の顔を見るために、夫も私も感染予防をできるだけ頑張りました。最低限の買い物とゴルフ(夫)、何度か友人と会ったのと美容院に予約したくらい。なのに息子には「来ないで」と言われました>

Q:4月に待望の初孫が生まれました。しばらくの間はちょくちょく顔を見に行っていたのですが、あるとき息子夫婦から孫に会いに来たいなら新型コロナウイルスの感染リスクを極力抑えるよう予防策を徹底してほしいと言われました。夫も私もできるだけ頑張りました。必要最低限の買い物とゴルフ(夫には運動が必要なのです)のほかは、親しい友人たちと密にならないよう注意しながら、何度か集まったくらいです。

友人たちと集まることには息子がいい顔をしなかったので、その後はほとんど会っていません。でも行きつけの美容室がようやく営業再開したので、すぐに予約を入れたところ、息子はこれにもいい顔をせず、しばらくは家に来ないでほしいと言われてしまったのです。

私は現役時代に医療関係の仕事をしていたので、感染リスクについてはよく知っています。息子にはそういう話もした上で、コロナの心配ばかりするより赤ちゃんを哺乳瓶に慣れさせたり、人見知りをしないよう人に会わせるのも大事なはずだと伝えました。でも在宅テレワーク中の息子夫婦に代わって孫を見てあげてもいいと申し出たら、それも断られてしまいました! 祖父母には孫に会う権利があると思うのですが。

── 美容室くらいは行きたいグランマ

プロフィール

スレート誌人生相談員

育児や家庭生活から人間関係、セックスまで、誰にも言えないあらゆる悩みに米作家やライターが答えます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は小反発、クリスマスで薄商い 値幅1

ビジネス

米当局が欠陥調査、テスラ「モデル3」の緊急ドアロッ

ワールド

米東部4州の知事、洋上風力発電事業停止の撤回求める

ワールド

24年の羽田衝突事故、運輸安全委が異例の2回目経過
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 2
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足度100%の作品も、アジア作品が大躍進
  • 3
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...どこでも魚を養殖できる岡山理科大学の好適環境水
  • 4
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 5
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これま…
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 8
    ゴキブリが大量発生、カニやロブスターが減少...観測…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 4
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 5
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 6
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 7
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 10
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story