米国のナフサ輸出が過去最高 日本やベネズエラなどが購入
Arathy Somasekhar
[ヒューストン 1日 ロイター] - 貿易情報分析会社ケプラーによると、米国からのナフサの輸出は日量49万3000バレルと過去最高を記録した。アジア向け輸出は日量約13万バレルで、4年ぶりの高水準となった。
米国から日本へのナフサ輸出は日量7万1000バレルと、2021年12月以来の高水準。韓国向け輸出は日量約5万バレルで、年初来で最高となった。
日本はイラン危機により中東からのナフサの供給が寸断されたことを受け、代替のナフサ確保に奔走している。
ベネズエラへのナフサ輸出は過去最高の日量約14万バレル。ベネズエラは自国で生産する重質原油を希薄化するのにナフサを使っている。
過去最高水準のナフサ輸出は、今年のエネルギー市場における混乱と塗り替えられた貿易経路を浮き彫りにしている。アジアの石油化学会社はナフサの供給確保に従来よりも大きく西方へ目を向けており、確保できなければ生産停止を余儀なくされる。
アジアの石油化学企業によるナフサ争奪戦を受けてナフサ価格は高騰している。中東からアジアへのナフサ輸出は月間約3500万バレルで、アジア全体の輸入の60%を賄っている。韓国はロシアからのナフサ輸入再開にも舵を切った。韓国は2022年終盤に、ロシアのウクライナ侵攻を受けてロシアからのナフサ輸入を停止していた。
調査会社スパルタのアナリスト、ジョルジュ・モリネロ氏は「西側からの輸入は依然、失われたナフサを置き換えるための中心的な支援メカニズムとなる」と述べ、西側から東方への貨物運賃は日に日に値上がりしていると付け加えた。
同氏の話では、米国のメキシコ湾岸から日本への中規模タンカーのナフサ輸送契約は3月27日に960万ドルとなり、中東紛争が始まる前の2倍に跳ね上がったと報じられている。
ナフサは、プラスチックや繊維、塗料、建材といった製品の製造に使うエチレンなどの石油化学製品を生産するために使用される。





