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メキシコ湾で石油タンカー供給逼迫、アジア・欧州勢が米国産油求め

2026年04月02日(木)12時08分

3月、ガルベストン湾に停泊する原油タンカー。REUTERS/Antranik Tavitian

Anushree Mukherjee Shariq Khan

[1日 ロ‌イター] - 中東産石油の供‌給を断たれたアジアや欧州の製​油業者が、米国産の石油・燃料を輸入するために船舶⁠を次々と押さえている​ため、メキシコ湾ではここ数週間、石油タンカーの供給が逼迫している。

米・イスラエルとイランの戦闘により石油タンカーのホルムズ海峡通過が⁠困難になったため、製油業者は米国、ブラジル、西アフリカ産の石油輸入に奔走⁠して​いる。

海運分析プラットフォーム「シグナル・グループ」のデータによると、メキシコ湾で入手可能な船舶は過去1カ月で差し引き41%減少。約200万バレルの原油を積載できる大型石油タンカー(VLCC)の空きは3月1日時点の20隻から先週は10隻⁠へと半減した。

積載量がそれぞれ約100万‌バレルと75万バレルの中型船舶、スエズマックスとアフ⁠ラマ⁠ックスも供給が逼迫。シグナル・グループのシニア市場アナリスト、マリア・ベルツェレトウ氏によると、1月末以降、メキシコ湾で入手可能なスエズマックス‌は40―45%減少し、アフラマックスも2月中旬の​ピークか‌ら約70%落ち込んだ。

オケア⁠ニス・エコ・​タンカーズのアリスティディス・アラフォウゾス最高経営責任者(CEO)の話では、北海ブレント原油に対する米国産標準油種(WTI)の割引(ディスカウント)幅が拡大しているこ‌とが、メキシコ湾のタンカー需要に拍車をかけ、入手可能なタンカーの減少につ​ながっている。

アラフォウ⁠ゾス氏は、その結果としてスエズマックスとアフラマックスの運賃は最高30万ドルと、過去5カ月の平均6万ドル​から「前代未聞の」急騰を見せていると語った。

アナリストは、運賃の高騰が日用品価格に転嫁され、経済活動に打撃を及ぼしかねないと懸念している。

ロイター
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