英政府、乳幼児のデバイス視聴時間制限を保護者に勧告
Sam Tabahriti
[ロンドン 27日 ロイター] - 英国政府は26日、乳幼児がスマートフォンなどの画面を見る時間を制限するよう保護者に勧告する指針を示した。乳幼児が1人で長時間視聴すると睡眠を妨げ、遊びや運動の機会を奪う懸念があるためで、2歳未満の視聴時間はゼロ、2―5歳は1日最長1時間を提唱している。
指針はスマホ、タブレット、テレビ、ノートパソコンの視聴が対象。政府は先に、乳幼児のデバイス視聴時間(スクリーンタイム)を管理するために保護者が孤軍奮闘していると指摘しており、初めて明確に介入した。
政府の統計によると、英国では3―5歳児の親の4分の1が「スクリーンタイムの管理に苦労している」と回答しており、2歳児の98%が毎日何らかの画面を見ている。
指針は(1)食事中や就寝前1時間はデバイスを遠ざける(2)テンポの遅い、年齢に適したコンテンツを選ぶ(3)言語や社会性の発達を促すため、子どもと一緒に視聴する――ことなどを挙げている。
スターマー首相は声明で「私の政権は保護者だけにこの闘いを丸投げしない」と述べ、「明確で常識的な」アドバイスが必要だと説明した。
指針に助言した諮問委員会は、乳幼児はSNS特有のテンポの速い動画の視聴や、人工知能(AI)を搭載した一部玩具の使用を避けるべきだと提言。一方で、特別な教育的支援を必要とする子ども向けの介助用技術については、一律の制限を設けるべきではないとしている。
子どものスクリーンタイムを制限する取り組みは世界各国に広がっており、英国と欧州各国は、特定年齢以下のSNS利用禁止など、より広範な安全策も検討している。





