ニュース速報
ワールド

英政府、乳幼児のデバイス視聴時間制限を保護者に勧告

2026年03月30日(月)10時40分

Sam Tabahriti

[ロ‌ンドン 27日 ロイター] - 英国政府‌は26日、乳幼児がスマートフォン​などの画面を見る時間を制限するよう保護者に勧⁠告する指針を示し​た。乳幼児が1人で長時間視聴すると睡眠を妨げ、遊びや運動の機会を奪う懸念があるためで、2歳未満の視聴時間はゼロ、2―5歳は1日最長1時間を提唱している。

指針⁠はスマホ、タブレット、テレビ、ノートパソコンの視聴が対象。政府は先に、⁠乳​幼児のデバイス視聴時間(スクリーンタイム)を管理するために保護者が孤軍奮闘していると指摘しており、初めて明確に介入した。

政府の統計によると、英国では3―5歳児の親の4分の1が「スクリーンタイム⁠の管理に苦労している」と回答‌しており、2歳児の98%が毎日何らかの画面を見ている。

指針は(1)食⁠事中⁠や就寝前1時間はデバイスを遠ざける(2)テンポの遅い、年齢に適したコンテンツを選ぶ(3)言語や社会性の発達を促すため、子どもと一緒に視聴する――ことなど‌を挙げている。

スターマー首相は声明で「​私‌の政権は保護者だ⁠けにこの闘い​を丸投げしない」と述べ、「明確で常識的な」アドバイスが必要だと説明した。

指針に助言した諮問委員会は、乳幼児はSNS特有のテンポの速い動画の視聴や、人工知能(AI)‌を搭載した一部玩具の使用を避けるべきだと提言。一方で、特別な教育的​支援を必要とする子ど⁠も向けの介助用技術については、一律の制限を設けるべきではないとしている。

子どものスクリーンタ​イムを制限する取り組みは世界各国に広がっており、英国と欧州各国は、特定年齢以下のSNS利用禁止など、より広範な安全策も検討している。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

SEC職員の18%が昨年9月までに退職、対応能力一

ワールド

ナフサなど石油関連製品、現時点で需給上の問題生じて

ビジネス

中東緊迫化、利上げに前向きな意見相次ぐ 基調物価の

ビジネス

午前の日経平均は大幅続落、一時2800円超安 中東
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 2
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度を決める重要な要素とは?
  • 3
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のSNS動画が拡散、動物園で一体何が?
  • 4
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    【銘柄】東京電力にNTT、JT...物価高とイラン情勢に…
  • 7
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    カタール首相、偶然のカメラアングルのせいで「魔法…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中