午前の日経平均は大幅続落、一時2800円超安 中東懸念で全面安
写真は都内の株価ボード。2024年2月撮影。REUTERS/Issei Kato/
Hiroko Hamada
[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅続落し、前営業日比2436円94銭安の5万0936円13銭となった。中東地域の紛争の収束がみえない中、原油高によるインフレが景気や企業業績を悪化させるとの懸念が強まり、ほぼ全面安の展開となった。日経平均は一時2800円超下落する場面があった。
日経平均は前営業日比1318円安でスタートした後、下げ幅を広げ、前場序盤に2806円安の5万0566円99銭まで下落。23日に付けた年初来安値(5万0688円76銭)を下回った。中東情勢の混迷が続く中、原油価格の上昇が続いており、米国産標準油種(WTI)先物は朝方1バレル=102ドル台を付けた。市場では「原油高に伴うインフレの加速が企業業績や景気を下押しするとの懸念が強まっている」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれ、景気敏感セクターを中心に下げが強まった。
売り一巡後は下げ幅を縮小し、前場後半にかけては5万1000円を中心に小動きとなった。
いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は「当初は中東の紛争が4週間程度で収まるとみられていたものの、長期化するリスクも意識されている。関連報道を見極めながら神経質な展開は続きそうだ」と話している。さらにリスク回避姿勢が強まれば日経平均が値幅を伴って下落する可能性もあり、「一時的に5万円を割り込む場面もあるだろう」という。
TOPIXは4.17%安の3497.34ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は3兆4473億8400万円だった。東証33業種では、全業種が値下がり。非鉄金属、機械、ガラス・土石製品などが値下がり率上位に並んだ。
個別では、指数寄与度の高いアドバンテスト、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンが大幅安となり、3銘柄で日経平均を882円ほど押し下げた。ファーストリテイリングも値下がり。トヨタ自動車、ダイキン工業、任天堂など主力株も大幅下落した。
一方、ライフドリンク カンパニーは10%超高と大幅上昇。アイリスオーヤマ(仙台市)が同社株を6.15%保有していることが27日提出の大量保有報告書で分かり、材料視された。
プライム市場の騰落数は、値上がり34銘柄(2%)に対し、値下がりが1490銘柄(94%)、変わらずが5銘柄だった。
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