イラン無力化すれば原油価格は大幅に下落、トランプ氏顧問が分析
ピーター・ナバロ氏。2025年11月、米ワシントンで撮影。REUTERS/Kevin Lamarque
[パームビーチ(米フロリダ州) 16日 ロイター] - トランプ米大統領の貿易・製造業担当上級顧問、ピーター・ナバロ氏は報告書で、イランを無力化すれば原油価格は大幅に下がる可能性があると結論付けた。根拠として、これまでイランがもたらす脅威が「テロプレミアム」を生み出し、数十年にわたり世界の原油価格を押し上げてきたと指摘した。
報告書は16日に公表予定で、ロイターは草案を入手した。報告書は、イランとの緊張関係により、これまで原油価格にバレル当たり5─15ドルのプレミアムが上乗せされてきたと分析した。
報告書は地政学リスクが原油価格を人為的に押し上げてきたと主張、イラン攻撃を長期的な経済的利益と位置付けており、イランへの強硬姿勢を主張する政権の立場と一致する。
イランのインフラや海上輸送路への攻撃能力を低下させれば、原油価格に内在する地政学プレミアムを縮小または解消できる可能性があるとし「そうなれば1バレル=60ドルを大きく下回る水準で落ち着く」と指摘した。
一方、専門家は懐疑的な見方を示している。ヒューストン大学のエネルギー経済学者エド・ハース氏は、そうしたプレミアムが存在するという証拠は知らないとした上で、軍事行動のコストが無視されていると述べた。





