IEA、石油備蓄4億バレル超放出 アジアは間もなく実施
2025年2月18日、米テキサス州ミッドランドで撮影。REUTERS/Eli Hartma
[パリ 15日 ロイター] - 米国とイスラエルのイラン攻撃による原油供給の制約を受けて国際エネルギー機関(IEA)は15日、加盟国などが抱える原油などの石油備蓄から4億バレル超を緊急放出すると発表した。うちアジア・オセアニア諸国の備蓄は近いうちに、欧州および米州(南北米大陸)の備蓄は今月末にそれぞれ利用可能となる。
西側諸国は、石油危機を受けて1974年に設立されたIEAを通じて戦略的な原油備蓄を調整している。今回は設立以来、6回目の協調的な備蓄放出となる。IEA加盟国は計12億バレルを超える備蓄を擁しており、他に政府の義務に基づいて業界が保有する計6億バレルの備蓄がある。
確約されている放出の内訳は、加盟国の備蓄が計2億7170万バレル、業界が蓄えることを義務付けられた備蓄が1億1660万バレル、他の供給源が2360万バレルとなる。
備蓄のうち約半分の1億9580万バレルは米州の加盟国の分で、うち1億7220万バレルは政府備蓄が占めている。
アジア・オセアニアの加盟国は1億0860万バレルの拠出を約束しており、うち6680万バレルが政府備蓄からの供給。欧州は1億0750万バレルの拠出を約束し、このうち3270万バレルが政府備蓄からの供給となる。
IEAによると、今回計画されている放出量のうち72%は原油、28%は石油製品となる。





