ニュース速報
ワールド

トランプ氏、一般教書演説で株高アピール 退職貯蓄制度への拠出表明

2026年02月25日(水)14時13分

 2月25日 トランプ米大統領は24日の一般教書演説で、株式市場の上昇について誇らしげに語り、政府が労働者の退職貯蓄プランに拠出すると表明した。写真中央は米連邦議会議事堂で演説するトランプ氏。2025年3月、米ワシントンで代表撮影(2026年 ロイター)

Noel Randewich Suzanne McGee

[サン‌フランシスコ/ニューヨー‌ク 24日 ロイター] - トランプ米大統領は24日の一​般教書演説で、株式市場の上昇について誇らしげに語り、⁠政府が労働者の退職貯​蓄プランに拠出すると表明した。ただ、関税などの世界貿易政策の今後についてウォール街の不安を和らげるような発言はほとんどなかった。

RBC キャピタル・マー⁠ケッツのオーストラリア株式部門責任者、カレン・ジョリトスマ氏は、「おそら⁠く人々は関税​について、より明確な何かを求めていただろうが、それが得られたかどうかは定かではない」と述べた。

トランプ氏は演説で、2024年11月に2期目の当選を果たして以来、株式市場が53回にわたって最高値を更新したと誇らしげに語った。

「株式市場⁠が好調で数々の記録を更新している‌ため、皆さんの401kは大幅に増加している」と述べ、広く⁠利用⁠されている退職貯蓄口座である確定拠出年金に言及した。

トランプ氏はまた、雇用主拠出型の退職金制度を利用できない「忘れられた米国人労働者」向けに、来年から従業員‌の401k拠出金に1人当たり最大1000ドル上乗せする計画を​発表した‌が、詳細は明らか⁠にしなかった。

ロング​ボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は、こうした政府による退職貯蓄への拠出は将来の株式市場の上昇を後押しする可能性があると指摘し‌た。

トランプ氏の演説は、ここ数カ月の市場の混乱を受けて投資家が安定性を求める中で​行われた。株式市場の変動⁠は主に人工知能(AI)関連企業の割高なバリュエーションを巡る懸念が背景にあるが、米通商政策の不確実性​も投資家の神経を逆なでしている。

トランプ氏は演説で、「ほぼ全ての」国や企業が、米国とこれまでに結んだ関税・投資協定を順守したいと考えていると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

香港の経済成長率2.5─3.5%の見通し、財政黒字

ワールド

米民主議員が2年連続退場、トランプ氏演説でオバマ氏

ワールド

トランプ氏、一般教書演説でイランに言及 「脅威に立

ビジネス

1月スーパー販売2.7%増、11カ月連続プラス 節
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    3頭のクマがスキー客を猛追...ゲレンデで撮影された…
  • 5
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 8
    最高裁はなぜ「今回は」止めた?...トランプ関税を違…
  • 9
    「極めて危険」──ゼレンスキー、ロシアにおける北朝…
  • 10
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 10
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中