NATO国防相会議、米長官は欠席 事務総長は防衛投資増を強調
写真はルビオ米国務長官。フロリダ州にあるトランプ大統領の自邸「マール・ア・ラーゴ」で1月撮影。REUTERS/Jonathan Ernst/File Photo
Lili Bayer
[ブリュッセル 12日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)加盟諸国は12日、ブリュッセルで国防相会議を開催した。ルッテ事務総長は冒頭で「同盟諸国の防衛費は既に大幅に増加している。投資額は数百億ドル増えた」と述べ、加盟国がより大きな責任を担うために前進していると強調した。米国と欧州同盟国との緊張が続く中、ヘグセス米国防長官は会合を欠席した。
ルビオ米国務長官も昨年12月に開催されたNATO外相会議への出席を見送っており、トランプ政権の高官がNATO会議を欠席するのは2回連続となる。
国防相会議には、米国防総省のナンバー3に当たるコルビー政策担当次官が出席。コルビー氏は欧州諸国が防衛費の増額に動いていることを踏まえ「われわれは協力するための真に強固な基盤を有している」と記者団に述べた。「今こそ共に前進し、現実的になる時だ」と強調した上で「依存ではなくパートナーシップに基づき、NATO本来の目的に回帰すること」を加盟国に求めた。
トランプ米大統領は欧州諸国に対し、軍事費増額と安全保障に対する責任を拡大し、米国への依存を減らすよう繰り返し求めてきた。最近ではデンマーク自治領グリーンランドの領有を巡っても、トランプ氏と欧州諸国の緊張が高まっており、欧州の当局者や専門家には、数十年にわたり欧州大陸の防衛の基盤となってきたNATOに対する米国の関与低下への懸念が広がっている。
NATOは今週、米国がイタリア・ナポリと米バージニア州ノーフォークにある統合軍司令部の2つの主要な司令官ポストを欧州側に引き渡すことを発表した。同盟関係のバランスの変化を示すものとして注目されている。





