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豪家計支出、10月は2年ぶり高水準 利上げ前倒し観測高まる

2025年12月04日(木)11時40分

写真はシドニーのモールで買い物をする人々。2025年9月撮影。REUTERS/Hollie Adams

[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア統計局が4日発表した10月の家計支出指数(MHSI)は前月比1.3%増の784億豪ドル(517.7億ドル)で、ほぼ2年ぶりの高水準となった。

これを受けて、豪3年債利回りは3ベーシスポイント(bp)上昇の4.035%と、1月以来の水準を付けた。市場ではオーストラリア準備銀行(中央銀行)が利上げに転じる時期を前倒しする動きが見られ、来年5月の利上げは約50%織り込まれている。

前月は0.3%増加していた。

年間支出の増加ペースは5.6%で、前月の5.1%から拡大した。

チャレンジャーのチーフエコノミスト、ジョナサン・カーンズ氏は「現段階では、利上げを示唆する情報がますます増えていると思う」と指摘。「国内需要の回復を示す情報が増えており、きょうの家計支出はそれを裏付けている。中銀が来年利上げする必要があるという証拠は確かに増えているが、5月までの道のりはまだ長い」と述べた。

支出はモノが1.7%増、サービスが0.8%増となり、統計局はセールにより衣料品、履物、家具、電子機器への支出が増えたことが要因としている。

ロイター
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