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原油先物は小幅反発、ウクライナ交渉進展受けた1カ月ぶり安値から

2025年11月26日(水)11時50分

写真は米テキサス州ミッドランズ南方の掘削リグ。6月、ドローン撮影。REUTERS/Eli Hartman

Colleen Howe

[北京 26日 ロイター] - 26日アジア時間序盤の原油先物価格は小幅に反発している。ウクライナが和平合意に近づいており、対ロシア制裁が解除される可能性が高いとの観測が広まっている。

0114GMT(日本時間午前10時14分)時点で、北海ブレント原油先物は0.19ドル(0.3%)高の1バレル=62.67ドル、米WTI先物は0.14ドル(0.24%)高の58.09ドル。

ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、ロシアとの戦争終結に向けて米国が提示した和平の枠組みを前進させる考えを鮮明にした。さらに和平案の「デリケートな問題」を巡り、トランプ米大統領と協議する用意があるとしたほか、協議には欧州も参加する必要があるという認識を示した。

これを受け、前日は両指標とも約1.5%下落し、1カ月ぶり安値を付けた。

IGのマーケットアナリスト、トニー・シカモア氏はノートで、「最終合意に至れば、ロシアのエネルギー輸出に対する欧米の制裁が急速に解除され、WTIは55ドル前後になる可能性がある」とし、「今のところ、市場はさらに状況がはっきりするのを待っているが、協議が頓挫しない限り、価格は下落するリスクがあるようだ」と述べた。

小売支出の減少やインフレ軟化を示す経済指標を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の12月利下げ観測が高まっていることも、原油価格を下支えしている。

ロイター
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