米高官、石油・ガス購入拡大へ欧州に圧力 「エネ移行機能せず」
写真はライト米エネルギー長官。11月7日、ギリシャのアテネで撮影。REUTERS/Louisa Gouliamaki
Edward McAllister Lefteris Papadimas
[アテネ 7日 ロイター] - ライト米エネルギー長官はアテネでこのほど開かれたエネルギー会議で、再生可能エネルギーへの世界的な投資は成果を上げておらず、世界は化石燃料の安定供給の確保に注力すべきだとの見解を示した。米国は現在、欧州に米国国産石油・ガスの購入拡大を働きかけている。
米国は現在、欧州にとって最大規模の石油・ガス供給国。欧州連合(EU)がロシアからのエネルギー輸入を完全停止する動きを見せる中、米企業はシェア拡大を目指している。ギリシャは7日、年間7億立方メートルの米国産液化天然ガス(LNG)を輸入することに合意した。
ライト長官は6日の会議で、再生可能エネルギー移行について「うまくいっていない」と語り、西欧に供給されるロシア産ガスの全てを米国産に置き換えることを望んでいると述べた。
ライト氏によると、太陽光発電や風力発電の活用に世界は4兆─8兆ドルを費やしてきたが、昨年にこれら再生可能エネルギーが世界の電源に占める割合は2.6%にとどまった。
同氏は「毎年、炭化水素よりも低炭素エネルギーに多くの資金を投じているが、資金シフトがエネルギー供給シフトにつながっていない」とし、気候変動は「でっち上げ」とも主張した。
また、バーガム米内務長官も「エネルギー移行はない。あるのはエネルギーの追加だけだ」と語った。





