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新たな「エプスタイン文書」公開、ゴールドマンやHSBCに口座保有が判明

2025年11月05日(水)08時03分

写真はゴールドマン・サックスのロゴ。2021年11月、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影。REUTERS/Andrew Kelly

[ニューヨーク 4日 ロイター] - 少女らへの性的虐待罪で起訴された後に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関連する一連の裁判資料や捜査記録などのうち、10月31日に新たな文書が公開され、エプスタイン氏がゴールドマン・サックスやHSBC、その他複数の銀行に口座を保有していたことが分かった。

エプスタイン氏がかつて主要な取引銀行として利用していたJPモルガン・チェースが、米領バージン諸島によって起こされた訴訟の中で、これまで非開示扱いだった文書を公開した。この訴訟は既に和解済み。エプスタイン氏はバージン諸島に邸宅があった。

JPモルガンは、エプスタイン氏の死後すぐに米財務省の金融犯罪取り締まりネットワークに提出した疑わしい取引活動報告書で、エプスタイン氏がゴールドマンの口座やスイスにあるHSBCのプライベートバンクの3つの口座を保有していたと記していた。

口座の具体的な残高や他の銀行とエプスタイン氏の詳しい関係は示されていない。

この文書の公開は、ニューヨーク・タイムズとウォール・ストリート・ジャーナルの請求を受け、裁判所が命じていた。

ゴールドマンは「われわれはエプスタイン氏との取引関係を打ち切っており、彼の資産は2010年に当社から(他の場所に)移転した」と述べた。

HSBCはコメントを拒否した。

ロイター
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