サウジ皇太子、米国公式訪問へ トランプ氏と18日会談

　サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子（写真右）は、トランプ米大統領（同左）への公式実務訪問で、１８日にホワイトハウスを訪れる。ホワイトハウス当局者が３日明らかにした。リヤドで５月撮影（２０２５年　ロイター／ Brian Snyder）

Steve Holland

[ワシントン ３日 ロイター] - サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、トランプ米大統領への公式実務訪問で、１８日にホワイトハウスを訪れる。ホワイトハウス当局者が３日明らかにした。

トランプ氏はサウジに対し、イスラエルとの国交正常化を目指すアブラハム合意参加を求めている。この合意は２０２０年、トランプ氏がアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）、バーレーン、スーダン、モロッコとの間で成立させた。

サウジは、パレスチナ国家樹立に向けた動きが見られないとして、参加に消極的な姿勢を示している。

トランプ氏は２日に放送されたＣＢＳの番組インタビューで、サウジは最終的に合意に参加すると確信していると述べた。

トランプ氏とムハンマド皇太子はまた、米サウジ防衛協定についても協議する可能性があるという。英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）は２週間前、皇太子の訪問中に両国がそうした協定に署名する可能性があると報じていた。

トランプ政権の高官はロイターに、「皇太子訪米時における何らかの署名について協議されているが、詳細は流動的」と述べた。