韓国CPI、10月は前年比+2.4%に加速 金利据え置き観測強まる
        	写真は明洞の繁華街を歩く人々。8月5日、ソウルで撮影。REUTERS/Kim Hong-Ji
[ソウル 4日 ロイター] - 韓国政府が4日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇した。9月の2.1%上昇から加速し、昨年7月以来の高い伸びとなった。
韓国銀行(中央銀行)が追加利下げを控えるとの観測が強まっている。
市場予想は2.1%上昇だった。
韓国銀行は10月、政策金利を予想通り2.50%に据え置いた。住宅価格の上昇や通貨ウォンの下落で追加緩和余地が縮小しているが、李昌ヨン中銀総裁は、政策委員会の大半の委員が向こう3カ月内の追加利下げに前向きだと明らかにしていた。
シティグループのエコノミスト、キム・ジンウク氏は、農産物やサービスの価格がホリデーシーズン後にデフレ圧力に直面すると予想しているものの、「われわれの基本シナリオでは中銀の利下げサイクルは今のところ2.50%ですでに終わったと引き続き考えている」と述べた。
市場予想中央値では、11月にもう1回利下げが実施され、その後は長期的に据え置かれると見込まれている。
CPIは前月比では0.3%上昇。エコノミスト予想は横ばいだった。





