米CIAとトリニダード・トバゴが「軍事的挑発」、ベネズエラが非難
ベネズエラは10月26日、隣国トリニダード・トバゴが米中央情報局(CIA)と連携し、ベネズエラとの全面的な軍事衝突を促すことを狙った軍事的挑発行為を行ったと非難した。写真は米海軍の駆逐艦。同日、トリニダード・トバゴの港で撮影(2025年 ロイター/Andrea De Silva)
[26日 ロイター] - ベネズエラは26日、隣国トリニダード・トバゴが米中央情報局(CIA)と連携し、ベネズエラとの全面的な軍事衝突を促すことを狙った軍事的挑発行為を行ったと非難した。
カリブ海では現在、米国とトリニダード・トバゴの合同軍事演習が行われている。ベネズエラは「米情報機関の直接の情報」を持ち、同地域で偽旗攻撃を実行することを目的とした傭兵グループを捕らえたと発表。
同国のロドリゲス副大統領は声明で「わが国との全面的な軍事衝突を企図した偽旗攻撃がトリニダード・トバゴ国境の海域において、あるいはトリニダード・トバゴやベネズエラの領土から行われている」と述べた。偽旗攻撃の疑いに関する証拠や詳細は示していない。
トランプ米大統領は今月、ベネズエラで秘密工作を実施することをCIAに許可したとする報道を認めていた。
米国務省とCIAのコメントは得られていない。
トランプ政権はカリブ海と太平洋で麻薬密売船とする船舶を標的とした攻撃を複数回実施している。国防総省は24日、ジェラルド・フォードを中心とする空母打撃群を中南米に派遣すると発表し、同地域における米軍のプレゼンスを強化した。





