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ハリケーン「メリッサ」、カリブ海でカテゴリー4に発達

2025年10月27日(月)08時42分

米国立ハリケーンセンター(NHC)は10月26日、カリブ海を進んでいるハリケーン「メリッサ」が5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」に発達したと発表した。CIRA/NOAA提供写真(2025年 ロイター)

[キングストン(ジャマイカ) 26日 ロイター] - 米国立ハリケーンセンター(NHC)は26日、カリブ海を進んでいるハリケーン「メリッサ」が5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」に発達したと発表した。最大風速は時速140マイル(220キロ)で、カリブ海の島国ジャマイカへ向かうにつれて勢力を強める見込みだ。

NHCによると、メリッサはジャマイカの首都キングストンの南約110マイル(約180キロ)にあり、27日夜から28日未明にかけてジャマイカに上陸する見通し。28日夜遅くにはキューバ南東部を直撃し、大規模な洪水や土砂崩れ、高潮を引き起こすと予想されている。

ジャマイカのデズモンド・マッケンジー地方政府相はキングストンで26日に記者会見し、国内の国際空港が既に閉鎖され、881カ所の避難所が稼働していることを発表。マッケンジー氏は「多くの地域は洪水に耐えられないだろう」とし、「キングストンの標高は極めて低く、キングストンのどの地域も安全とは言えない」と警鐘を鳴らした。

当局は強制避難命令を出すかどうかを26日中に判断するとしつつ、住民に避難を強く呼びかけた。

しかし、ポートロイヤルの船員、ダグラス・バトラーさんは「嵐を乗り切るつもりで、どこにも行かない。ただ座って様子を見て、全てが正常に機能しているかどうかを確認する」と説明。その上で「気楽に構えている。食料さえあれば、食べることに困らない。それが最も重要なことだ」と話した。

ロイター
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