印首相、ＡＳＥＡＮはオンライン参加 通商交渉で米と首脳会談見送り

　インドのモディ首相（写真右）は、クアラルンプールで今月開催される東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）首脳会議にオンラインで参加する。トランプ米大統領（写真左）との首脳会談の実現はなくなり、米印通商合意の妥結には依然隔たりがある可能性を示唆している。 ワシントンのホワイトハウスで２月撮影（２０２５年　ロイター／Nathan Howard）

［ニューデリー　２３日　ロイター］ - インドのモディ首相は、クアラルンプールで今月開催される東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）首脳会議にオンラインで参加する。トランプ米大統領との首脳会談の実現はなくなり、米印通商合意の妥結には依然隔たりがある可能性を示唆している。 

米国とインドは数カ月にわたり通商合意に向け交渉を続けてきたが、インドによるロシア産原油の輸入を巡って交渉は複雑化し、米国は８月にインド製品に２５％の追加関税を発動。従来の関税と合わせて税率は５０％に達した。

ＡＳＥＡＮ首脳会議は１０月２６―２８日に開催される。マレーシアのモハマド外相は先週、トランプ氏が２６日に同国を訪問することを明らかにしていた。ただ、米政府から公式発表はない。