米、ウクライナに防衛兵器追加供与へ トランプ氏「自衛能力必要」

7月7日、トランプ米大統領はウクライナに武器を追加供与すると述べた。写真は米国とウクライナの国旗。2023年7月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kevin Wurm)
[ワシントン 7日 ロイター] - トランプ米大統領は7日、ロシアが攻勢を強める中、ウクライナの防衛を支援するために武器をさらに供与すると述べた。
イスラエルのネタニヤフ首相との夕食会の冒頭で「(米国は)さらに兵器を送るつもりだ。そうしなければならない。(ウクライナは)自衛できなければならない。彼らは現在、非常に激しい攻撃を受けている。われわれはより多くの兵器、主に防衛用の兵器を送らなければならない」と述べた。
国防総省はその後の声明で、恒久平和に向けた努力が続く間、ウクライナが自衛できるよう、大統領の指示でウクライナに追加の防衛兵器を送ると発表した。
トランプ氏は4日、ウクライナの防衛にはパトリオットミサイルが必要だと述べていた。7日は具体的な言及がなかった。国防総省の声明では、供与される兵器の詳細は明らかにされていない。
関係者は今月、米政府がウクライナへの武器供与を一部停止したと明らかにした。これを受け、ウクライナはロシア軍による空爆や進撃に対する防衛能力が弱まると懸念を表明していた。