新型エアフォースワン、ボーイングが27年の納入提案

米航空機大手ボーイングは納入が遅れている新型の大統領専用機「エアフォースワン」について、納入時期を2027年とすることを提案した。写真はエアフォースワンに搭乗するトランプ米大統領。フロリダ州ウェストパームビーチで4日撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
Jasper Ward
[ワシントン 7日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは納入が遅れている新型の大統領専用機「エアフォースワン」について、納入時期を2027年とすることを提案した。
空軍高官が7日、下院委員会で明らかにした。当初は24年の納入が見込まれていた。
同高官によると、政府は一時的に生産施設のセキュリティー要件を一部解除しており、ボーイングが航空機の組み立てをより「効率的かつ生産的に」行えるようになった。
残されている一部の問題が解決すれば、納入スケジュールがさらに明確になるとしている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、米政府は、カタール政府が以前使用していたボーイング747を暫定的にエアフォースワンとして使用するため、防衛請負業者のL3ハリス・テクノロジーに改修を委託した。
トランプ大統領は新型機納入の遅れに不満を抱いており、早ければ今年秋にも暫定機を利用したい考えという。