NATO事務総長、国防費拡大に新提案 トランプ氏要求に対応=関係筋

北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、加盟国に要求する国防費の国内総生産(GDP)比を3.5%に引き上げた上で、さらに1.5%を幅広い安全保障関連支出に充てることを提案した。4月撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
Andrew Gray Lili Bayer
[ブリュッセル/ベルリン 2日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、トランプ米大統領が求める加盟国の国防支出水準を満たすため、加盟国に要求する国防費の国内総生産(GDP)比を3.5%に引き上げた上で、さらに1.5%を幅広い安全保障関連支出に充てることを提案した。複数の関係筋がロイターに明らかにした。
トランプ氏はNATO加盟国がGDPの5%を国防費として支出するよう要求。この水準は経済的に実現不可能と見なされる中、ルッテ氏の提案で6月にオランダ・ハーグで開くNATO首脳会議でトランプ氏を満足させられる可能性がある。
追加的な1.5%分の「幅広い安全保障関連支出」の定義については議論が必要になるが、関係筋は重装甲車両などを輸送するための道路や橋の改修費用などが含まれる可能性があるとしている。
NATOのアリソン・ハート報道官は、ルッテ氏がこうした提案を行ったかには直接触れず、「ルッテ氏はNATO首脳会議での決定を準備するため、加盟国と緊密に協議しながら作業を進めている」と述べるにとどめた。
NATOの現在の国防支出目標はGDP比2%。現時点で加盟32カ国のうち22カ国が達成している。ただ、2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻開始を受けロシアの脅威が増していることを背景に、NATO内でこの水準では十分ではないとの見方が高まっている。
独シュピーゲル誌はこの日、欧州外交筋の話として、NATO加盟国が国防費の負担分担について行動を起こさなければ、トランプ大統領が6月のNATO首脳会議を欠席する可能性があると報じた。
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