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米民間セクター代表団、グリーンランドを今週訪問 投資機会模索

2025年05月01日(木)14時21分

 4月30日、第1次トランプ政権の元高官を団長とする米国の民間企業代表団が今週、グリーンランドを訪問する。膨大な天然資源への投資機会を探る。ヌークで3月撮影(2025年 ロイター/Leonhard Foeger)

Valerie Volcovici

[ワシントン 30日 ロイター] - 第1次トランプ政権の元高官を団長とする米国の民間企業代表団が今週、グリーンランドを訪問する。膨大な天然資源への投資機会を探る。

デンマーク自治領であるグリーンランドに対する米の関心は、トランプ氏の大統領就任以来高まっており、デンマークとの政治的な緊張を引き起こしている。トランプ氏は、デンマークがグリーンランドを売却しないのであれば、軍事力によって奪取する可能性も否定していない。

今回の訪問は、親ビジネス的な民主党のニールセン氏が首相に選出されて以来、民間企業の代表団がグリーンランドを訪れる初の機会だ。

代表団には、鉱業会社のクリティカル・メタルズ、コジェンシー・パワー、アメリカン・リニューアブル・メタルズ、リファクチャーが参加。グリーンメットの最高経営責任者(CEO)で第1次トランプ政権でエネルギー省の高官だったドリュー・ホーン氏が率いる。

ホーン氏はロイターに「グリーンランド買収を画策しようとしているわけではない。単に、民間セクターの事業開発が目的だ」と述べた。

グリーンランドの鉱業部門には、豪、カナダ、英国の企業が積極的に投資しているが、米企業の投資は限定的。

ロイター
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