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豪財務相、コアインフレ鈍化を強調 総選挙控えアピール

2025年04月30日(水)14時19分

 オーストラリアのチャーマーズ財務相は30日、第1・四半期のコアインフレ率が約3年ぶりの水準に低下したことを受け、市場の利下げ期待は正当化されるとの見方を示した。インド・ガンジナガルで2023年月撮影(2025年 ロイター/AMIT DAVE)

[シドニー 30日 ロイター] - オーストラリアのチャーマーズ財務相は30日、第1・四半期のコアインフレ率が約3年ぶりの水準に低下したことを受け、市場の利下げ期待は正当化されるとの見方を示した。接戦が見込まれる総選挙を3日後に控え、インフレ鈍化の進展を強調した。

この日発表された第1・四半期の消費者物価指数(CPI)は、コアインフレ率の指標として注目されるトリム平均値の前年比上昇率が2.9%に鈍化し、2021年後半以来初めてオーストラリア準備銀行(中央銀行)が目標とする2─3%のレンジに戻った。

チャーマーズ氏は記者会見で「市場はさらなる利下げが行われるという確固たる見方をしている。これらの数字に市場の期待を大きく変えるものは見当たらない」と述べた。

その上で「基調的インフレ率を目標範囲内に収めるのは非常に大きなことだ」語った。

5月3日の総選挙を前に、豪経済について「楽観的だ」とも述べた。「世界がもたらすあらゆる困難の中で、われわれはインフレ率を著しく低下させ、実質賃金を上げ、失業率を低く抑え、債務を削減し、金利を低下させた」と強調した。

ロイター
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