米英軍、イエメンで合同軍事作戦 フーシ派のドローン製造施設標的

Kanishka Singh　Gnaneshwar Rajan

[ワシントン ２９日 ロイター] - 米英軍は２９日、イエメンで親イラン武装組織フーシ派を標的とする合同軍事作戦を実施した。英国防省が発表した。

イエメンの首都サヌアの南約２４キロに位置する建物群がフーシ派に利用されていることを情報機関が特定し、標的にした。紅海やアデン湾での船舶攻撃に使われるタイプの無人機（ドローン）が製造されていたという。

犠牲者などの詳細は明らかにしていない。民間人が少ないとみられる夜間に攻撃を実施したとしている。

トランプ米大統領は先月、フーシ派が航行の自由に対する脅威でなくなるまで攻撃を続けると表明した。

フーシ派系のアル・マシラテレビは２８日、米軍による北部サアダへの攻撃で移民収容施設が被害を受け、６８人が死亡、４７人が負傷したと報じた。

人権団体は民間人の殺害に懸念を示している。