スペイン・ポルトガル大規模停電、一部復旧 原因なお不明

スペイン全土で28日、大規模な停電が発生し、首都マドリードや北東部の大都市バルセロナなど各地で交通機関がまひするなど、大きな影響が出ている。(2025年 ロイター/Susana Vera)
Emma Pinedo Catarina Demony David Latona
[マドリード/リスボン 28日 ロイター] - スペインとポルトガルで28日に発生した大規模停電は、各地で交通機関がまひするなど大きな影響を及ぼしたが、夜までに一部で復旧し始めた。
停電はイベリア半島の大部分の地域で発生。こうした大規模停電は欧州ではまれで、スペイン内務省は緊急事態を宣言し、治安維持のため全国に3万人の警察官を動員した。
停電はフランスの一部でも発生した。原因は特定できていないが、ポルトガルの送電網運営会社はスペインの電気系統で最初に電圧の大きな変動が起こり、ポルトガルの系統に影響が波及した可能性に言及。
一方、スペインの送電網運営会社はフランスとの接続障害が原因との見方を示した。
ポルトガルのモンテネグロ首相は、サイバー攻撃が原因である「兆候はない」と述べた。
スペインとポルトガル政府は緊急閣議を招集。スペインのサンチェス首相は、国内需要の60%に相当する15ギガワットの発電量が5秒間で失われたと述べ、原因について技術者が調査していると説明した。
スペインのバスク地方やバルセロナ地域では午後に入り、電力が復旧し始めた。首都マドリードでも一部地域で夜に復旧しつつある。
電力会社によると、28日夜までに電力の約61%が復旧したが、通常の状態に戻るまでには数時間かかる見通し。
マドリードでは医療機関が一部業務を中断したほか、ラジオ局によると、地下鉄の一部で乗客らが避難を余儀なくされた。信号機が機能しなくなったため市中心部では交通渋滞が発生した。
マドリードのアルメイダ市長はXに投稿した動画で、市民に移動を最小限に抑え、現在いる場所にとどまるよう呼びかけた。
ポルトガルでは、全国で信号機が影響を受けたほか、首都リスボンのほかポルトで地下鉄や列車の運行が停止したが、夜にはリスボン市中心部を含む複数の地域で電力が徐々に復旧。電力会社によると、89カ所の変電所のうち85カ所で復旧した。
フランスの一部でも短時間の停電が発生。フランスの送電網運営会社RTEによると、停電発生を受け、スペイン北部の一部地域に電力を供給するための措置が取られた。
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