ニュース速報
ワールド

EU、米産ガス輸入拡大へ規制緩和検討 貿易交渉に向け=関係筋

2025年04月21日(月)14時01分

欧州連合(EU)の欧州委員会は、米国との貿易戦争を回避するため、米国から輸出されるガスに対するEUのメタン排出規制の緩和策を検討している。写真は米ルイジアナ州のLNG輸出施設からえい航されるLNGタンカー。2022年4月撮影(2025年 ロイター/Marcy de Luna)

Kate Abnett Valerie Volcovici

[ブリュッセル 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は、米国との貿易戦争を回避するため、米国から輸出されるガスに対するEUのメタン排出規制の緩和策を検討している。

トランプ米大統領はEUが対米貿易黒字を削減するため米国産石油・ガスの購入を増やすべきと主張。フォンデアライエン欧州委員長は、EUが2027年までにロシア産ガスからの輸入停止を目指す中、米産液化天然ガス(LNG)の購入を増やす可能性があると述べている。

関係筋によると、欧州委が米国との交渉に向けて検討しているメタンガス規制の緩和策は、法律全体を弱めることを避けつつ、米輸出業者がEUと「同等の」メタン規則に従っていると見なし、EU法を自動的に順守できるような規則を導入するものだという。

一方、トランプ氏はガス生産者にメタン排出量の報告を義務付ける現行規制を撤廃することを計画しており、その場合、EUが米企業が規制を順守していると見なすことは難しくなるという。

欧州委員会の広報担当は、メタンガス規制の柔軟化を検討しているかどうかについてコメントを避けた。

EUが昨年輸入したLNGのうち米国産の割合は45%に上り、ガス・LNGの総輸入量でも米国産は16.5%を占めた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

再送-日英伊の次期戦闘機共同開発に向けた契約締結、

ワールド

ミャンマー大統領に前国軍総司令官、議会が選出

ビジネス

連合の春闘賃上げ率、3次集計は5.09% 高水準を

ビジネス

日経平均は反発、ホルムズ海峡巡る過度な警戒感が後退
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 2
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 3
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受給年齢」
  • 4
    破産申請の理由の4割以上が「関税コスト」...トラン…
  • 5
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 6
    満を持して行われたトランプの演説は「期待外れ」...…
  • 7
    日本の男女の賃金格差は世界でも突出して大きい
  • 8
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 9
    先進国が出生数の減少を嘆く必要はない? 「経済的…
  • 10
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 6
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 10
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中