ニュース速報
ワールド

ウクライナを和平交渉から排除せず、米ロの信頼が合意の鍵=プーチン氏

2025年02月20日(木)02時01分

ロシアのプーチン大統領は19日、ウクライナを紛争終結に向けた交渉から締め出すことはないと言明した。17日撮影の提供写真(2025年 ロイター/Sputnik/Mikhail Metzel/Pool via REUTERS)

[モスクワ 19日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は19日、ウクライナを紛争終結に向けた交渉から締め出すことはないと言明した。同時に、米国とロシアの信頼関係の改善が和平合意の鍵を握るという認識を示した。

また、注目されるトランプ米大統領と会談については、準備に時間を要するとした上で、「お茶を飲むだけの会談」であれば意味がないと述べた。

米ロは18日、サウジアラビアの首都リヤドでウクライナ紛争の停戦などを協議する初の高官会合を開催。米政府によると、紛争終結への道筋を模索し、さらなる協議を重ねる方向で合意した。米ロの外交関係の正常化に向け「二国間関係における懸案事項」に対処するための体制構築などについても協議が行われた。

プーチン大統領は「われわれは互いに利益のあるさまざまな分野での作業を再開するための第一歩を踏み出した」とした上で、「ロシアと米国の信頼関係を高めなければ、ウクライナ危機を含め多くの問題を解決することは不可能だ」と述べた。

18日の会合にはウクライナや欧州諸国は招かれておらず、米ロが自国の利益を優先した合意を締結する可能性があるという懸念が高まった。

しかしプーチン大統領は、ロシアが欧州諸国やウクライナとの協議を拒否したことは一度もなく、むしろロシアとの協議を拒否したのは欧州側とし、「相手側が望むなら、交渉を実現してもらおう。われわれは交渉の席に戻る用意がある」と述べた。

さらに「誰もウクライナを除外していない」とし、米ロ協議に対し「ヒステリックな」反応を示す必要はないとも述べた。

また、トランプ大統領との会談に期待を示しつつも、「お茶やコーヒーを飲みながら座って将来について話し合うだけでは不十分な状況だ。双方が受け入れられる解決策にこぎ着けるために、ウクライナ問題だけでなく、米ロ双方にとって極めて重要な問題に両チームが準備を整える必要がある」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル、米国のイラン介入に備え厳戒態勢=関係筋

ワールド

北朝鮮の金与正氏、ドローン飛来で韓国に調査要求

ワールド

米ミネアポリスで数万人デモ、移民当局職員による女性

ワールド

米、来週にもベネズエラ制裁さらに解除=ベセント氏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画をネット民冷笑...「本当に痛々しい」
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 7
    決死の嘘が救ったクリムトの肖像画 ──ナチスの迫害を…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    美男美女と話題も「大失敗」との声も...実写版『塔の…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 8
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 9
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中