米共和党、下院でも多数派を確保=デシジョンデスクHQ
米大統領選と同時に5日実施された連邦議会選で、調査会社デシジョン・デスクHQによると、上院で多数派を奪還した共和党が下院でも過半数を維持することが確実になった。写真は4月23日、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Julia Nikhinson)
Richard Cowan
[ワシントン 11日 ロイター] - 米大統領選と同時に5日実施された連邦議会選で、調査会社デシジョン・デスクHQによると、上院で多数派を奪還した共和党が下院でも過半数を維持することが確実になった。
共和党がホワイトハウスと上下両院を制し、トランプ次期大統領が掲げる減税や小さな政府への移行が進みやすくなるとみられる。
定数435の下院で少なくとも218議席を確保する見込みとした。8議席でまだ勝敗が確定していない。
トランプ氏は1期目で大型減税を成立させたことが最大の成果となり、バイデン現大統領は気候変動対策を盛り込んだ1兆ドル規模のインフレ抑制法(IRA)を成立させた。どちらも大統領の政党が上下両院を握っていた任期前半に実現した。
来年1月3日の新議会招集まで議会のレームダック化が予想されるが、現行のつなぎ予算が失効する12月20日までに新予算を可決しなければ政府機関が一部閉鎖するリスクがある。