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米、「越えてはならない一線」を軽視すべきでない=ロシア外相
2024年09月05日(木)00時41分
ロシアのラブロフ外相(写真)は4日、米国がロシアの内陸部まで射程圏に入る長距離巡航ミサイルの供与についてウクライナと合意に近づいているという報道について、米国はロシアの「レッドライン(越えてはならない一線)」を軽視すべきでないと警告した。8月撮影(2024年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
Dmitry Antonov Mark Trevelyan
[モスクワ 4日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は4日、米国がロシアの内陸部まで射程圏に入る長距離巡航ミサイルの供与についてウクライナと合意に近づいているという報道について、米国はロシアの「レッドライン(越えてはならない一線)」を軽視すべきでないと警告した。
ラブロフ外相は、米国が冷戦以来米ロ間の安全保障のバランスを支えてきた相互抑止の概念を見失いつつあり、これは危険であると述べた。「何があっても驚かない。米国はすでに自らが設定した限界を超えている」と指摘。「しかし、彼らはわれわれの越えてはならない一線を軽視すべきではないことを理解すべきだ」との見解を示した。