ニュース速報
ワールド

シンガポール中銀、今年の成長は潜在成長率2─3%に近いと予想

2024年07月18日(木)14時56分

シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)のチア・ダージウン長官は18日、2024年の経済成長は潜在成長率2─3%に近い水準となり、コアインフレ率は第4・四半期にさらに大幅に低下する見通しだと述べた。2013年2月、シンガポールで撮影(2024年 ロイター/Edgar Su)

(誤字を修正しました)

Xinghui Kok

[シンガポール 18日 ロイター] - シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)のチア・ダージウン長官は18日、2024年の経済成長は潜在成長率2─3%に近い水準となり、コアインフレ率は第4・四半期にさらに大幅に低下する見通しだと述べた。中銀はこの日、年次報告書を発表した。

長官は発表会見で、シンガポール経済の主要セクターの成長率は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準に徐々に戻る見込みだと述べた。

貿易産業省の成長率予想は1─3%。23年成長率は1.1%だった。

長官はまた、中銀の23/24会計年度の純利益は38億シンガポールドル(28億米ドル)だったと説明。

シンガポールの資産運用業界の運用資産は23年に10%増の5兆4100億シンガポールドルに達し、民間市場が大きく成長したと指摘した。

昨年発覚した同国最大のマネーロンダリング事件で成長軌道は変わらなかったとし、「シンガポールは引き続き合法的な富を歓迎し、高い規制基準を維持しつつ、中銀のプロセスと体制を通じた支援を保証する」と述べた。

*誤字を修正しました。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

インドとパキスタン、即時の完全停戦で合意 米などが

ワールド

ウクライナと欧州、12日から30日の対ロ停戦で合意

ワールド

グリーンランドと自由連合協定、米政権が検討

ワールド

パキスタン、国防相が核管理会議の招集否定 インドに
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノーパンツルックで美脚解放も「普段着」「手抜き」と酷評
  • 3
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦闘機を撃墜する「世界初」の映像をウクライナが公開
  • 4
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 5
    指に痛みが...皮膚を破って「異物」が出てきた様子を…
  • 6
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 7
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 8
    「股間に顔」BLACKPINKリサ、ノーパンツルックで妖艶…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 3
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 4
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 5
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 6
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノー…
  • 9
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 10
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中