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ニューカレドニア、空港閉鎖で観光客足止め 仏から警官1000人到着

2024年05月20日(月)20時00分

フランス高等弁務官事務所は20日、暴動が発生した南太平洋の仏領ニューカレドニアにフランスから1000人の警官が到着し、街頭での衝突が収まったと発表した。写真は抗議デモが起こる中、18日にヌメアで車が放火される様子。ロイターが入手したビデオより(2024年 ロイター)

Kirsty Needham

[シドニー/パリ 20日 ロイター] - 憲法改正を巡り抗議で混乱する南太平洋の仏領ニューカレドニアにフランスから1000人の警官が到着した。フランス高等弁務官事務所が20日明らかにした。街頭は比較的落ち着いているものの、一部道路がデモ隊に封鎖されている。空港も閉鎖されたままで外国人観光客が足止めされている。

抗議行動の主催団体は道路の封鎖を継続すると表明、一方で参加者に平和的な対応を取るよう呼びかけた。

<観光客足止め>

ニューカレドニアの航空会社エアカランによると、空港は23日まで閉鎖される見込み。

オーストラリア、ニュージーランド(NZ)両政府は、ニューカレドニアに足止めされている観光客を救出する輸送機について、現時点で派遣できる状況ではないとしている。

オーストラリアのアルバニージー首相はABCラジオに「非常に懸念すべき状況だ」とし、ホテルに足止めされている観光客を避難させる輸送機の派遣について2日前からフランス政府に承認を求めているが、「国際空港が依然閉鎖されているほか、道路が損傷し封鎖されている」と説明した。

ニューカレドニアの領事館に登録しているオーストラリア人は約300人。地元政府によると、先週の暴動で民間機が欠航となったことから、現在、約3200人が出入国を待っている。    

NZのピーターズ外相も、自国民を救出するため、軍用機が待機していることを明らかにした。

ロイター
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