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ロシア、最小限の兵力損失で勝利達成へ=ベロウソフ次期国防相

2024年05月15日(水)02時14分

ロシアのプーチン大統領が国防相への起用を発表したアンドレイ・ベロウソフ氏(写真)は14日、兵力の損失を最小限に抑えながら、ウクライナの戦場で勝利を収めることがロシアの主な課題になると述べた。提供写真(2024年 ロイター/Russian Federation Council/Handout via REUTERS)

Guy Faulconbridge Mark Trevelyan

[モスクワ 14日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領が国防相への起用を発表したアンドレイ・ベロウソフ氏は14日、兵力の損失を最小限に抑えながら、ウクライナの戦場で勝利を収めることがロシアの主な課題になると述べた。

プーチン大統領は12日、ショイグ国防相を交代させ、副首相だったベロウソフ氏を後任に起用すると発表。経済学を専門とする同氏の起用で、ウクライナでの勝利に向けて防衛費の有効活用を図り、経済戦争に備える狙いがあるとみられる。

ベロウソフ氏は議会公聴会で、軍事部門が目標を達成するためには一段の効率性の向上と革新が必要になるとの考えを示し、「重要な課題は当然、勝利することだが、人的損失を最小限に抑えることも重要だ」と述べた。

このほか、国防費を最適化する必要があるとしたほか、ロシアが優位を保つために「新たな戦争方法」を見出す必要があると指摘。ただ、一段の大量召集は必要ないとの考えを示した。

ロシア当局者が戦争の犠牲者について言及するのは稀。ベロウソフ氏は前日、人事承認手続きの一環で上院国防・安全保障委員会に出席し、住居・医療・福祉給付などの面で兵士のケアを改善する必要があると述べている。

ロイター
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