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ブラジル前大統領「亡命求めず」、ハンガリー大使館滞在巡り

2024年03月28日(木)13時39分

3月27日、ブラジルのボルソナロ前大統領(写真)はクーデター未遂の疑いでパスポートを押収された直後にハンガリー大使館に滞在したことについて、亡命を求めたわけではないと主張した。2023年10月撮影(2024年 ロイター/Ueslei Marcelino)

Lisandra Paraguassu Pedro Fonseca

[ブラジリア 27日 ロイター] - ブラジルのボルソナロ前大統領は27日、クーデター未遂の疑いでパスポート(旅券)を押収された直後にハンガリー大使館に滞在したことについて、亡命を求めたわけではないと主張した。

最高裁判所のモラエス判事に対して述べた。

米紙ニューヨーク・タイムズが25日報じたところによると、ボルソナロ氏は2月12日から14日にかけてブラジリアのハンガリー大使館に滞在していた。

これに先立ち警察は2月8日、ボルソナロ氏のパスポートを押収した。2022年大統領選の結果を覆そうとし、軍首脳らにクーデターへの参加を呼びかけた疑いが持たれている。ボルソナロ氏はクーデター計画への関与を否定している。

ボルソナロ氏は最高裁で、逮捕されることを恐れていないと主張。ハンガリーとの良好な政治的関係を維持するため、大使館に滞在したと説明した。

政治家が大使館に滞在する場合、当局は逮捕できない。

判事は25日、大使館滞在の理由について48時間以内に説明するよう求めていた。

今後、司法長官室が5日以内にボルソナロ氏の説明に対する見解を示し、判事が裁定を下す。

民族主義者のオルバン・ハンガリー首相は極右のボルソナロ氏の盟友で、同氏が大統領選で敗れた後も親密な関係を保っている。

ロイター
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