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米、UNRWA資金拠出再開に「根本的な変革」必要=米国連大使
2024年01月31日(水)06時24分
米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は30日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出の再開に踏み切る前に、「根本的な変革」を確認する必要があると述べた。2023年12月撮影(2024年 ロイター/David Dee Delgado)
[国連 30日 ロイター] - 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は30日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出の再開に踏み切る前に、「根本的な変革」を確認する必要があると述べた。
UNRWAの職員が昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃に関与したとされる疑惑を踏まえ、米国やドイツなどは資金拠出を一時停止した。国連側は、イスラエル攻撃に関与した職員を処罰すると約束しつつ、ガザ向けの支援活動が重大な危機に直面すると警鐘を鳴らし、UNRWAへの資金拠出を一時停止している諸国に対して支援再開を要請した。
トーマスグリーンフィールド国連大使は、UNRWAに関する調査や見直しを実施するという国連の決定を歓迎しつつも、「UNRWAがガザでどのように運営され、職員をどのように管理しているのか精査し、必要不可欠な活動を継続できるよう、犯罪行為を行った人物の責任を直ちに追及することを確実にする必要がある」と述べた。