米国務長官、アラブ首脳と会談 ガザ紛争拡大阻止に向け
ブリンケン米国務長官は8日、パレスチナ自治区ガザでの一段の紛争拡大阻止に向けた外交的な働きかけの一環として、アラブ諸国首脳らと会談した。写真は1月8日、サウジアラビアに到着するブリンケン米国務長官(2024年 ロイター/Evelyn Hockstein)
Simon Lewis
[アブダビ/カイロ 8日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は8日、パレスチナ自治区ガザでの一段の紛争拡大阻止に向けた外交的な働きかけの一環として、アラブ諸国首脳らと会談した。
ブリンケン氏はアラブ首長国連邦(UAE)でムハンマド大統領と会談。米国務省のマシュー・ミラー報道官は声明で、ブリンケン氏はムハンマド大統領に対し「イスラエルの安全保障を確保し、独立したパレスチナ国家の樹立を前進させるような永続的な地域和平を確保する」という米政府のコミットメントを強調したとした。
またスーダンでの紛争終結の重要性についても話し合われたという。
ブリンケン長官はその後、サウジアラビアを訪問。アルウラーでムハンマド皇太子と会談した。国営サウジ通信(SPA)によると、ムハンマド皇太子は、ガザ地区での軍事行動を停止し、和平への道筋をつけることの重要性を強調。パレスチナの人々が正当な権利を獲得し、公正で永続的な和平を達成できるよう、安定と和平路線を回復するための条件整備に取り組む必要性も強調した。
ブリンケン氏はこの後、イスラエルも訪問する。