ロイター、ハマス急襲の事前把握否定 メディア監視組織が指摘
ロイターは9日、イスラム組織ハマスによる10月7日のイスラエル急襲を事前に知っていたとするメディア監視組織オネストリポーティングの指摘を否定した。ガザからのロケット攻撃、10月7日撮影。(2023年 ロイター/Ilan Rosenberg/File Photo)
[ロンドン 9日 ロイター] - ロイターは9日、イスラム組織ハマスによる10月7日のイスラエル急襲を事前に知っていたとするメディア監視組織オネストリポーティング(HonestReporting)の指摘を否定した。
ロイターは声明で「オネストリポーティングの報告と、10月7日の攻撃に関するロイター報道に貢献した2人のフリーカメラマンに対する非難を承知している」としたうえで「この攻撃を事前に知っていたことも、10月7日にハマスにジャーナリストを送り込んだことも、断固否定する」と述べた。
「ロイターは、10月7日の朝に国境にいた2人のガザ在住のフリーカメラマンから写真を入手した。ロイターが公開した写真は、ハマスがイスラエル南部にロケット弾を撃ち込んでから2時間後、イスラエルが武装集団が国境を越えたと発表してから45分以上経ってから撮影されたものである」とし、「ロイターのスタッフ・ジャーナリストは、オネストリポーティングの記事で言及されている場所にはいなかった」とした。