ニュース速報

ワールド

インド経常赤字、4─6月期は前四半期から拡大 今期も大幅悪化か

2023年09月29日(金)17時57分

Siddhi Nayak

[ムンバイ 28日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)が28日発表した2023/24年度第1・四半期(4─6月)の経常赤字幅は92億ドル(国内総生産比1.1%)となり、1─3月期の13億ドル(同0.2%)から拡大した。

貿易赤字の拡大、純サービス黒字の縮小、民間送金受取額の減少などが響いた。

昨年4─6月期の経常赤字幅は179億ドル、GDP(国内総生産)比2.1%だった。

市場では今年4─6月期赤字幅は89億ドル(GDP比1%)と予想されていた。

貿易赤字は前四半期の526億ドルから566億ドルに拡大したが、前年同期の631億ドルよりは少なかった。

前四半期からの純サービス黒字の減少は主に旅行、ビジネスサービスなどの落ち込みによるという。

主に海外で働くインド人による送金を示す民間送金受取額は286億ドルから271億ドルに減少した。

エムケイ・グローバル・フィナンシャル・サービシズのリードエコノミスト、マダビ・アロラ氏は、貿易収支が前四半期から悪化しているなどとして、7─9月期は経常赤字が「大幅に拡大する」と予想。GDP比は2.4─2.6%になる可能性があるとした。

一方、中銀によると、4─6月期の国際収支黒字幅は244億ドル。前四半期は56億ドル、前年同期は46億ドルだった。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB当局者、年内利下げは1回・25年は4回と予想

ビジネス

FRB、年内1回の利下げ予想 大統領選前の動き想定

ワールド

米・ウクライナ、13日に新たな安保協定に署名へ

ワールド

北朝鮮とロシアは「無敵の戦友」、金総書記がプーチン
MAGAZINE
特集:姿なき侵略者 中国
特集:姿なき侵略者 中国
2024年6月18日号(6/11発売)

アメリカの「裏庭」カリブ海のリゾート地やニューヨークで影響力工作を拡大する中国の深謀遠慮

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車の猛攻で、ロシア兵が装甲車から「転げ落ちる」瞬間

  • 2

    毎日1分間「体幹をしぼるだけ」で、脂肪を燃やして「勝手にやせていく体」をつくる方法

  • 3

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思っていた...」55歳退官で年収750万円が200万円に激減の現実

  • 4

    長距離ドローンがロシア奥深くに「退避」していたSU-…

  • 5

    謎のステルス増税「森林税」がやっぱり道理に合わな…

  • 6

    【衛星画像】北朝鮮が非武装地帯沿いの森林を切り開…

  • 7

    バイデン放蕩息子の「ウクライナ」「麻薬」「脱税」…

  • 8

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が妊娠発表後、初めて公の場…

  • 9

    たった1日10分の筋トレが人生を変える...大人になっ…

  • 10

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 1

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思っていた...」55歳退官で年収750万円が200万円に激減の現実

  • 2

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...? 史上最強の抗酸化物質を多く含むあの魚

  • 3

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車の猛攻で、ロシア兵が装甲車から「転げ落ちる」瞬間

  • 4

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 5

    カラスは「数を声に出して数えられる」ことが明らか…

  • 6

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 7

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 8

    「クマvsワニ」を川で激撮...衝撃の対決シーンも一瞬…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が妊娠発表後、初めて公の場…

  • 10

    毎日1分間「体幹をしぼるだけ」で、脂肪を燃やして「…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 4

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 5

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 6

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 10

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中