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インド南部で学校など一部閉鎖、ニパウイルスの感染拡大防止で
インド南部ケララ州で13日、致死性の高いニパウイルスの感染拡大を防ぐため、一部の学校やオフィス、公共交通機関が閉鎖された。同州では2018年以降で4度目となるニパウイルス感染が発生しており、8月30日以降で感染者2人が死亡。少なくとも8つの村が感染封じ込めエリアとして宣言された。写真は9月12日、インド南部ケララ州で準備されているニパウイルス感染が疑われる患者のための病棟(2023年 ロイター)
Rupam Jain
[ニューデリー 13日 ロイター] - インド南部ケララ州で13日、致死性の高いニパウイルスの感染拡大を防ぐため、一部の学校やオフィス、公共交通機関が閉鎖された。同州では2018年以降で4度目となるニパウイルス感染が発生しており、8月30日以降で感染者2人が死亡。少なくとも8つの村が感染封じ込めエリアとして宣言された。
州保健当局者によると、成人2人と子ども1人が感染し入院している。ニパウイルスは感染したコウモリや豚、ヒトの体液と接触することにより感染する。致死率は高いものの、過去においては感染力は低いという。
州政府は13日、医療従事者153人を含む、少なくとも706人がウイルス検査を受けていると発表した。結果はまだ判明していない。
同州のピナライ・ビジャヤン首相は声明で「さらに多くの人が検査を受ける可能性がある。隔離施設も提供される」と述べた。