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豪企業景況感指数、8月も堅調続く コスト上昇圧力強い
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9月12日、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が発表した8月の豪企業景況感指数はプラス13と、前月のプラス11(改定値)から上昇した。写真はシドニーのビジネス街で2021年6月撮影(2023年 ロイター/Loren Elliott)
[シドニー 12日 ロイター] - ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が12日発表した8月の豪企業景況感指数はプラス13と、前月のプラス11(改定値)から上昇した。売上高、利益、雇用の指数が全て前月から上昇し、景況感を支えた一方、インフレ圧力が依然として強いことも示された。
変動の激しい企業信頼感指数は1ポイント上昇してプラス2。
雇用指数は3ポイント上昇のプラス9、売上高指数は1ポイント上昇のプラス18、収益性の指数は2ポイント上昇のプラス13だった。
需要の先行指標となる将来の受注を示す指数は1ポイント上昇しプラスマイナスゼロとなった。設備稼働率は85%を再び上回り、過去最高に近づいた。
NABのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏は「雇用指数が顕著に上昇し、長期平均を大幅に上回っている。下半期に入っても労働需要が強く維持されていることを示している」と述べた。
「物価上昇率も高止まりし、企業が直面するかなりのコスト上昇圧力や需要の底堅さを反映している。第3・四半期もインフレが高止まりすると見込む」とした。