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オーストラリア、米原潜購入計画の進展を確信=首相
オーストラリアのアルバニージー首相は米国から原子力潜水艦を購入する計画が順調に進んでいることを確信していると述べた。ビリニュスで12日撮影(2023年 ロイター/INTS KALNINS)
[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は米国から原子力潜水艦を購入する計画が順調に進んでいることを確信していると述べた。
米英豪による安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」の合意に基づいて、米国は攻撃型潜水艦3隻をオーストラリアに売却する予定。だが25人の米共和党議員が27日、バイデン大統領に書簡を送り、明確な補充計画なしに売却を実行すれば、米艦隊を「容認できないほど弱体化」させると訴えた。
アルバニージー首相は記者団から米議員の書簡について質問され、「非常に自信を持っている。昨夜オースティン米国防長官と話をした」と答えた。
オースティン氏とブリンケン国務長官は米豪外務・国防担当閣僚協議(AUSMIN)に出席するためにクイーンズランド州を訪れている。会合では潜水艦売却計画の進展や地域の安全保障、クリーンエネルギーが焦点となる。インド太平洋における中国の勢力拡大も議論される見込み。
オースティン氏は「東シナ海から南シナ海、南西太平洋に至るまで、(中国の)威圧を目にしてきた。われわれは同盟国やパートナー国がいじめから自衛できるよう引き続き支援していく」と述べた。
ウォン豪外相は記者団に「この地域の均衡にとって(米国は)不可欠な存在だ」と指摘した。