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米CDC所長もファイザーのコロナ抗ウイルス薬投与後に再陽性

10月31日、米疾病対策センター(CDC)は、ワレンスキー所長(写真)が新型コロナウイルス感染に伴う米製薬大手ファイザーの経口抗ウイルス薬「パクスロビド」投与でいったん陰性になった後、再陽性になって自宅で隔離していると発表した。写真は昨年7月ワシントンでの代表撮影(2022年/ロイター)
[31日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は31日、ワレンスキー所長が新型コロナウイルス感染に伴う米製薬大手ファイザーの経口抗ウイルス薬「パクスロビド」投与でいったん陰性になった後、再陽性になって自宅で隔離していると発表した。予定されていた会議にはオンラインで参加するという。
ワレンスキー氏は約10日前に軽いコロナの症状になり、パクスロビドの5日間の投与を終了。隔離期間を経て陰性が確認されていたが、30日に再び陽性反応が出たという。
同薬の臨床試験でも5日間の投与終了から数日後に再陽性になる事例が報告されている。米政権ではバイデン大統領や米国立アレルギー感染研究所のファウチ所長も、感染で同薬を投与した後に同様の再発が起きた。米食品医薬品局(FDA)は9月、ファイザー対し、最初の5日間の投与後に再発した人に、再び同薬を一定期間投与する臨床試験をするよう依頼している。