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ノルドストリーム損傷、西側が「テロ行為」に関与=ロシア対外情報局

9月30日、ロシア対外情報局(SVR)のナルイシキン長官(写真)は、西側諸国がノルドストリームに対する「テロ行為」に関与したことを示す情報があると述べた。モスクワで2021年5月撮影(2022年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
[トビリシ/ロンドン 30日 ロイター] - ロシアと欧州を結ぶ天然ガスの海底パイプライン「ノルドストリーム」2本が損傷し、ガス漏れが発生した問題で、ロシア対外情報局(SVR)のナルイシキン長官は30日、西側諸国がノルドストリームに対する「テロ行為」に関与したことを示す情報があると述べた。
長官は記者団に「こうしたテロ行為の組織と実行に西側が関与した形跡があることを示す資料がある」とし「西側はこの国際テロ行為の真の実行犯と組織者をあらゆる手段で隠蔽しようとしている」と述べた。具体的な証拠は示さなかった。
ロシアのプーチン大統領は29日、ノルドストリームに対する「前例のない破壊工作」は「国際的なテロ行為だ」と発言していた。
大統領府はナルイシキン長官の発言についてコメントを控えたが、徹底的な国際調査を行うべきだと述べた。