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米韓、合同軍事演習を開始 北朝鮮抑止へ実動訓練再開

米韓両軍が22日、定例の合同軍事演習を開始した。資料写真、2016年8月撮影、提供:Ken Scar/U.S. Army(2022年 ロイター)
[ソウル 22日 ロイター] - 米韓両軍が22日、定例の合同軍事演習を開始した。当局者らが明らかにした。北朝鮮の兵器実験に備え態勢強化を目指す中、実動訓練を再開した。
今年から「乙支(ウルチ)フリーダムシールド」と改名された演習は9月1日に終了する予定。5月に就任した韓国の尹錫悦大統領は、合同演習を「正常化」して北朝鮮への抑止力を高める考えを示している。
近年は新型コロナウイルスの影響や、北朝鮮との対話再開を目指した前政権の方針などから規模が縮小されていた。
韓国軍関係者によると、北朝鮮は17日、西岸の温泉(オンチョン)郡から巡航ミサイル2発を発射した。米韓両軍は合同演習に向けた事前演習を16日に開始していた。
韓国国防省がこれまでに明らかにしたところによると、両軍は旅団級の大規模訓練も含めて11の実動訓練を実施する予定。
北朝鮮によるミサイルの脅威増大に対抗するため、同省はミサイル探知能力を向上させ、新たな迎撃システムの早期配備を推し進める方針を示している。