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チリの加企業銅山近くの巨大陥没穴、責任者には厳しい制裁=鉱業相
8月8日、チリのエルナンド鉱業相は、北部カンデラリアのカナダ企業所有の銅山近くで7月下旬に原因不明の巨大な陥没穴が開いたことを巡り、「責任を負うべき者たちには罰金だけでなく、厳しい制裁措置を適用する」と発表した。写真はチリのコピアポで7日撮影(2022年 ロイター/Johan Godoy)
[サンティアゴ 8日 ロイター] - チリのエルナンド鉱業相は8日、北部カンデラリアのカナダ企業所有の銅山近くで7月下旬に原因不明の巨大な陥没穴が開いたことを巡り、「責任を負うべき者たちには罰金だけでなく、厳しい制裁措置を適用する」と発表した。
穴の直径は約25メートルと計測された後、36メートル50センチに広がった。底には水が見える。地元当局が動員され、鉱山規制当局はカナダ企業ルンディンに銅山の操業を停止させた。同社は銅山の80%を所有し、残りは住友金属鉱山と住友商事が所有する。
エルナンド氏は、制裁措置も取る判断が鉱山企業に対する今後の「モデル」になるに違いないと指摘した。鉱山規制当局の7月の現地調査では「過剰採掘」は検知できなかったとし、調査方法を変える必要を指摘した。当局側は原因調査の詳細を明らかにしていない。
ルンディンは声明で「鉱業規制当局が報告した過剰採掘の仮説は、陥没穴の直接原因とは断定されていないことを強調したい。水理地質や鉱山の調査によって答えが明らかになるだろう」とした上で、7月の記録的な異常降雨が引き起こした可能性も調査されていると指摘した。