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韓国、金融機関の保護強化へ規制変更計画 破綻前の支援可能に

2022年06月23日(木)13時52分

 6月23日、韓国金融委員会(FSC)のキム・ソヨン副委員長は、金融機関を経済的なストレスから保護するため、規制を変更する考えを示した。写真はシンガポールで2017年5月撮影(2022年 ロイター/Thomas White)

[ソウル 23日 ロイター] - 韓国金融委員会(FSC)のキム・ソヨン副委員長は23日、金融機関を経済的なストレスから保護するため、規制を変更する考えを示した。

キム氏によると、規制変更により、韓国預金保険公社(KDIC)は金融機関が破綻する前に支援したり、経済危機が金融業界に打撃を与えるのを防ぐことが可能になる。

現在の規則では、KDICは破綻した金融機関の清算過程に介入はできるが、金融機関が弱体化した際に資本を増強するなど、予防的に支援する権限は持っていない。

規制変更計画は、金融委と金融監督院(FSS)、KDICの幹部らが出席した会合で明らかにされた。

1990年代後半のアジア金融危機の際には、韓国は国際通貨基金(IMF)の支援により、ソブリン債のデフォルト(債務不履行)をかろうじて回避。2008年、09年の世界金融危機では大規模な資本逃避に見舞われた。いずれのケースでも金融機関が流動性悪化に陥り、危機を深刻化させた。

ロイター
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